沖縄伝統空手の心と技を自分の健康と家族の幸せのために
宮脇善雄さん(72才/東松園)


ー沖縄伝統空手をはじめられたきっかけ、魅力は。
 60年安保闘争の中、和道流の箱石先生(現保険医協会会長)との出会いで空手の魅力に引き込まれました。社会人になり仕事に追われる日々で空手を忘れかけていました。しかし、50代になり、東京に単身赴任したとき、沖縄の伝統空手にであいました。沖縄空手は、スポーツ化された本土の空手とは異なる、きびしい沖縄の歴史と風土が育んだ護身の武技として魅力があります。「命こそ宝」という沖縄精神に裏づけられたものです。

ー現在の活動は。
 私の流派は沖縄少林寺流で、沖縄空手古武道の無形文化財保持者である宗家、仲里常延さんから直々免許皆伝を受け、師範の資格をいただきました。帰郷後、道場を開きました。子どもたちは社会の荒波に立ち向えるよう、高齢の方は老後寝たきりにならないよう、空手をはじめませんかと呼びかけ、多くの人たちに通っていただいています。現在、盛岡と滝沢を中心に親子教室、高齢者教室、職場教室があり、現在、練習している方は50人ほどです。

ースポーツについてのお考えは。
 
スポーツは、人々が健康で幸せに生活していくため、不可欠な文化です。私の若い頃には、スポーツ組織がいっぱいありました。企業も福利厚生の一環として、スポーツするための費用負担や勤務時間への配慮をしていました。その頃には、青年スポーツ祭典があり、その事務局長をしたこともあります。しかし、労働条件が厳しくなり、勤務時間の増加などから民主的なスポーツ組織はなくなり、スポーツ祭典も開催されなくなりました。

ーそんな中、実践されていることは。
 
「スポーツは人権、スポーツあっての平和」を標榜する「新日本スポーツ連盟」という民主的スポーツ団体があり、在京当時からかかわっていました。そのため、「必ず“スポーツ連盟”をつくるぞ」の思いをもって、岩手に帰り、これを立ち上げることができました。

ー大震災の被災地支援をしたそうですが。
 
今回の大震災から、沖縄空手の精神である「人命の大切さ、家族や地域のきずなの大切さ」を改めて教えられました。こんなとき、沖縄空手を実践する者として、何らかの行動をしなくてはとの思いから、全国の仲間に呼びかけ支援物資や義援金を募り、被災地にお届けしました。今年は広島で、東日本大震災復興支援チャリティー演武会を開催したいと思っています。

ー沖縄空手に関心のある方々に伝えたいことなどは。
 
護身の武術として伝承されてきた沖縄空手には、心も体も老化させない、健康づくりの秘訣があります。相手の動きを想定しながら身体を動かしますので、認知症予防にも効果があります。川久保病院の「La・La」では、毎週月曜日の午後5時から教室を開いています。これとは別に、地域での健康づくり活動などの行事にお招きいただければうかがいます。皆さん、一緒に身体を動かしましょう。





★特技や趣味などをいかし「日々生き生き」過ごしている方がおられましたら、
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